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杉並の家 | 西島正樹さんの建築作品

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プロフィール 建築士西島 正樹さんの 建築作品

杉並の家

建築士 西島 正樹
作品名 杉並の家
間取り
ジャンル 戸建住宅
建築の形態 新築
都道府県 東京都
構造 混構造
竣工年 1999--
敷地面積 50平米~99平米
延床面積 100平米~149平米
予算 2000万円台
構造設計 木造・鉄筋コンクリート造
施工者 三合建設
内容 家とは、住み手が安心して、心を開放する場である。そのためには、自らの領域がしっかりと守られ、確かな安定に包まれる必要があり、同時に、伸び伸びとした広がりを感じる必要がある。この「守られた広がり」の中で、人は、深い安らぎを得られるのではないか。家の持つべき本質を深めることを、この住宅ではめざした。
周囲に家が建ち並ぶ30坪の敷地である。その中で、室内空間と屋外空間を立体的に構築することにより、守られつつ広がる住空間を展開しようと考えた。建物を3階建にまとめ、北に寄せることで、南に屋外空間を確保した。主空間となる居間食堂を、道との隔たりが得られるように、2階に配置し、道路側を家具と壁により分厚く遮断することで、内側を守る構成とした。同時に、広がりを生み出すために、個室を1・3階に配置することで、2階を一つながりの大きな空間とし、南を全面開口とすることで、庭に向かう広がりをつくり、さらに、吹抜により、上へと広がる空間にした。
屋外空間の構成により、さらにテーマを深めていった。屋外の持つ開放感を生かしつつ、守られた安心感を生むために、道との境に、庇と濡れ縁による大きな半室内空間を張り出した。これによって、道と内側の世界とをゆるやかに区切りつつ、庇ごしに広がる町の気配によって、敷地に留まらない開放感を生み出した。その庇の下を、居間から同じ床高でつながる縁側空間により、内と外とが一体になった、おおらかな住空間を展開した。濡れ縁から一段下がってテラス、そこから、さらに半階下がって高垣に囲まれた庭へと、高さを変え、質の違う外部空間を徐々に連ねることで、穏やかに、心の広がる空間展開をめざした。
構造計画も、確かな安定と広がりを追求し、2階床までの鉄筋コンクリートによる、確固たる基盤の上に、木造をのせる構成とした。木造軸組の水平垂直に組まれた柱梁による秩序が生み出す安定と、木の表情が醸し出す安心感に包まれつつ、壁に遮られない広がりある空間構成とした。
外観も、内部と呼応し、おおらかな構えの中に、内を守りつつ、外へと広がる姿をめざした。足元は、内側を絞り込んで立つコンクリートの壁によって、人を招きつつも、内部を守る表情を作った。その上に、水平に伸びる庇によって、外への広がりを生み出した。庇の下の木格子越しに、わずかに見える内部の気配によって、生活の息吹が感じ取れる家のたたずまいを形づくれればと考えた。
この建築空間の中で、家族一人一人の内面が安らぎつつ、豊かに育まれることを願っている。

http://www.ne.jp/asahi/prime/nishijima/suginami.html

掲載誌 新建築住宅特集 1999.06
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