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天窓の中の厨 | 博多努さんの建築作品

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プロフィール 建築士博多 努さんの 建築作品

天窓の中の厨

建築士 博多 努
作品名 天窓の中の厨
間取り キッチン
ジャンル 戸建住宅
建築の形態 リフォーム・増改築・リノベーション
都道府県 広島県
構造 木造
竣工年 2013-04-28
敷地面積 50平米未満
延床面積 指定なし
予算 指定なし
構造設計
施工者 三共ディスプレイ
内容 天窓のみで、法定の採光、排煙を満たすという少し特殊な条件のキッチンのリノベーションです。住居のキッチンであると同時に、下階店舗で働くスタッフのランチスペースとして開放されています。

北面する勾配に設置された既存の2つの天窓を含む3つの天窓を堀りつないだ溝(Trench)とそこから導入される光と闇を斜に受けとめる面材により構成されており、天窓と一体化された中途半端な広がりの不整形な吹抜けと、全体を覆う少し粗めのピッチのルーバーとで一体をなし、光をプールしながら循環させる容器であり、単一の入れ子(Room)から開放された可塑的な関係性によって領域が縁取られます。
微かな光線に敏感に反応して室内に拡散する白色の面、
連子のように手前に陰を宿すことによって、背景をあらわにする茶色の面、
の2面を持つルーバーは、同一のピッチで配されおり、複数の巾をもたせることで、開放性と閉鎖性に厚み(Range)を与えています。
また、無骨に露出した母屋、束、小屋梁の小屋組の力の流れと対照的に小屋梁からモビールのように吊り落とすことで、空間全体に軽快な新たな構えを与えたいと考えました。

壁面に連鎖するKineticな影は時々刻々を映す形で変化します。
自らの居場所を起点として、同一の空間の持つ幾つかの側面がだまし絵的パノラマ(Gestalt)として生活的日常の中に立ち上がります。

天井内から発掘された1953年の1985年の二度の改修時の履歴を示す遺構(中庭に面していた時代の名残りである杉丸太の軒桁や、小屋裏の松丸太の投掛けの小屋梁など)は経年変化や非製材木の鋸目の荒さを残したまま、よりダイレクトでアクティブな形で新たな仕組みの中に組込むことで、複数の時間が交叉し、同期性を有する場となることを願った。 

家具的要素においては、作り込むことを極力避け、最小限の造作に対して半収納な仕舞を与えることで、小さな必要性にアジャストするような場となることを目指した。

1日のサイクルの中で厨房(キッチン)、厨子(仏壇、神棚)的な場、或は、パブリックなラウンジスペースとして多様な用を包括するプリミティブな力をもった、厨(クリヤ)の場となることを願う。
ロケーション
外装 外壁
屋根
内装
主要メーカー バス
トイレ
キッチン
その他
メディア掲載
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